危険防止と釣りのマナー

●釣りでは、仕掛けや釣りのテクニック以上に、天候のチェックも大切
悪天候の予報も知らずに、また、予報を無視して出かけて波にさらわれたといった事故も多い。釣りを安全に楽しむためには、釣り場の情報ばかりでなく、天候など気象についての情報にも常に気をつけておかなければならない。天気予報は新聞やテレビなどで知ることができるが、より詳しい情報を得るために、釣行地に近い地元の天気測候所の発表している情報もチェックしてみよう。時間帯で順次発表される内容が新しくなっているので、事前のチェックは直前まで確認した方がいい。特に海の釣りでは「風向きと強さ」「波の高さ」などに注意する。場所によっては、風向きで逃げ場になる所もあるからだ。風が山などでさえぎられたり、背後から来るような場所なら、風の程度でなんとか釣りができるところがある。ただし、船や磯では、地元の船宿が「ムリ」と判断すれば、やはり釣りは避けるべきだ。
●あいさつや環境保護も大切なマナー
釣りを楽しいものにするためにも、それぞれに注意やマナーを守りたいもの。たった一人のマナー違反が釣り場を荒らし、結果的に周りの人たちに迷惑をかけることになってしまうからだ。また、マナーを守ることは危険防止にもつながる。
●磯での注意
   
沖に背を向けると大波が来てもわからない。   沖磯に渡るときは、みんなで協力して荷物を手際よく手渡しする。   海に落ちた人を助ける時は、ロープや浮き袋がなければクーラーBOXなどを投げてあげる。
あわてて磯にはい上がろうとすると、波で岩場にたたきつけられることがある。一旦沖に泳いで救助を待った方がいい。
●防波堤での注意
▼防波堤
誰でも気軽に楽しめるが、一番気を付けたいのがゴミのあと始末だ。自分の出したゴミは必ず持ち帰り、人の残していったゴミも片付けるぐらいの余裕がほしい。防波堤では「立ち入り禁止」の所には入らないのは当然だが、環境保護のためコマセで汚したら水で洗い流す。必要以上に釣り過ぎはやめ、小魚や稚魚は海へリリースしましょう。防波堤では、場所によっては滑りやすいところもあり、サンダルやゴム底の履物は事故のもと。防波堤に波がかぶっている時の釣行は避けよう。
▼磯
他の釣りに比べて危険な場面が多いので、初心者は、ベテランとの同行が望ましい。危険防止のためには、海が悪いときの無理な釣行はやめ、どんなに海が穏やかな状況でもライフジャケットの着用は必須。先客がいたら挨拶をし、ゴミもきちんと片付ける。
▼船
船長の指示に従うが、自分なりに注意するのは、船が走っている時は絶対に歩き回らない。仕掛けが絡み合う「オマツリ」をしたら、お互い声を掛け合い、素早く外すようにしよう。ほどけたら必ず相手にあいさつを。乗合船では、全員が仲間という意識を持ち、和気あいあいと楽しもう。もちろん、ゴミや使い終わった仕掛けは絶対に海に捨てない。